卵殻の成分は、約94%が炭酸カルシウムでできています。厚さは0.26~0.38㎜の多孔質(穴がたくさんあいているもの)で、その小さな穴のことを「気孔」(きこう)と呼びます。その気孔の数は、卵1個に7,000~17,000もあります。この気孔で「胚」(はい:ヒヨコになる部分)の呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した炭酸ガス(二酸化炭素)を排泄するガス交換を行っているのです。つまり、気孔には命を生かすチカラがあるといえます。