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UPCYCLE私たちの考えるアップサイクルとは

アップサイクルとは、「今あるものを利用して、付加価値のある別のものに作り替える」こと。
生活をしていくうえで、必ず発生するゴミは私達にとって非常に身近なものです。
日本エムテクスがゴミをアップサイクルする上で大切にしていることは、身近なものから身近なものに生まれ変わらせることです。環境問題への取り組みであると同時に、ちょっとした工夫や発想で、ゴミが生まれ変わる感動を多くの方に経験していただきたい。簡単に捨ててしまう前に、少し考えるきっかけになってもらえたら、という想いで使う人に寄り添った製品づくりをしています。

アップサイクルを通じて
長期的な環境ビジョンでの「ものづくり」

まだアップサイクルという言葉もなかった2002年頃から、卵の殻を中心としたアップサイクルを行ってきました。その活動を続けるうちに、捨てられてしまう素材に関する課題を持った企業が数多く存在することに気づきました。また、SDGsが採択され、環境問題への関心の高まりから「自社でも環境保全への取り組みに着手したいが、具体的にどのようにすれば良いのか?」などの相談が増えていきました。問題を解決するなかで、様々な技術を有する企業や人との、業種を超えたネットワークが構築されました。次の世代につなげる活動をたくさんの方々に知っていただき、社会や環境に対して益々の貢献を願い、一般社団法人GOMITAIJIを設立いたしました。

一般社団法人GOMITAIJI

日本人の食生活に欠かせない食材、卵。

卵を使った食品の製造過程から産まれる卵殻の廃棄量は年間約20万トンといわれており、約80%は処分費用をかけて、焼却・埋め立て処分されています。「卵の殻」は卵殻といって、廃棄されるものの中でも、非常にきれいで、多くの機能を持っています。硬質でその成分は約94%が炭酸カルシウム、厚さは0.26〜0.38mmの多孔質で、その小さな穴のことを気孔といいます。この気孔の数は、卵1個に7,000〜17,000もあります。この気孔でヒヨコの呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した炭酸ガスを排泄するガス交換を行っているのです。この生命を生かすためのメカニズムには、生活臭などを吸収したり余分な湿気を吸収する働きもあります。
この気孔の持つ〝生命を生かすチカラ〟に注目して、私たちは数々の機能性壁材を開発してきました。本来廃棄される物をアップサイクルすることで資源を好循環させ、その貴重な資源を次代へと引き継いでいくのです。